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    Technical Drawing

    Spec

    hymn Black(ヒム/ブラック)
    品名
    ヒム・ブラック
    品番
    HM-01B
    主な材質 本体
    アルミニウム、シリコンゴム、ABS樹脂
    ペンデュラムレンズ
    アクリル樹脂、銅線、ABS樹脂
    ガラスシェード
    ガラス
    充電台
    亜鉛合金、シリコンゴム、ABS樹脂
    表面処理 本体
    黒アルマイト
    ベンデュラムレンズ (アーム)
    黒メッキ
    充電台
    焼付塗装(黒)
    寸法(mm)
    外径:Φ約69 幅:96 高さ:約177(充電台含む)
    重さ(g
    445(充電台含む) / 360(充電台除く)
    光源
    LED
    調光モード
    LOW - HIGH
    連続点灯時間(h)
    24 - 8
    充電方式・時間
    USB充電・約3時間
    電源
    充電式リチウムイオンバッテリー 3.7V/190mAh
    防水性能
    IP66相当*(充電台は防水仕様ではありません) ※IP66:微塵が内部に侵入しない、あらゆる方向からの強い噴流水による 有害な影響がない保護レベルを示します。
    hymn Gold(ヒム/ゴールド)
    品名
    ヒム・ゴールド
    品番
    HM-01G
    主な材質 本体
    アルミニウム、シリコンゴム、ABS樹脂
    ペンデュラムレンズ
    アクリル樹脂、銅線、ABS樹脂
    ガラスシェード
    ガラス
    充電台
    亜鉛合金、シリコンゴム、ABS樹脂
    表面処理 本体
    金メッキ
    ベンデュラムレンズ (アーム)
    金メッキ
    充電台
    焼付塗装(黒)
    寸法(mm)
    外径:Φ約69 幅:96 高さ:約177(充電台含む)
    重さ(g)
    445(充電台含む) / 360(充電台除く)
    光源
    LED
    調光モード
    LOW - HIGH
    連続点灯時間(h)
    24 - 8
    充電方式・時間
    USB充電・約3時間
    電源
    充電式リチウムイオンバッテリー 3.7V/190mAh
    防水性能
    IP66相当*(充電台は防水仕様ではありません) ※IP66:微塵が内部に侵入しない、あらゆる方向からの強い噴流水による 有害な影響がない保護レベルを示します。

    キャンドルのような2000Kの柔らかい温かな色は、hymnの世界観には必要不可欠な要素です。

     また、揺らぎある光はペンデュラムレンズの動きによって生み出されていますが、点灯時、消灯時における特徴的なLEDの光の動きが組まれていることもポイントです。点灯時は火が灯るように強く輝いた後に光量が落ち着き、その後は好みによって一段階強い光量を選択することもできます。さらに消灯時には火を吹き消すように瞬きながら消えていき、光と触れ合う楽しさを遊び心を持って表現しています。

     そして、あらゆる方向からの強い水流にも耐えられるIP66相当の防水性能を備えているので、バスルームや屋外でも安心してお使いいただけます。ドーム型のガラスシェードが、通常の火では実現できない形状を採用している点もhymnらしさのひとつになっています。

    現代の光の在り方を探求していく上で、ふと私の脳裏に浮かんだのはイタリアのフィレンツェにある教会に足を運んだ時のことでした。
    聖堂の真下には半地下の空間が広がっていて、薄暗いのですが、小さな窓から日中の光がほのかに差し、澄んだ空気感だったことを記憶しています。

    その空間に光の粒が、ゆらゆらと揺蕩いながら、宙に浮かんでいました。それは一本の蝋燭の火でした。

    鮮烈なその記憶を辿りながら、思い巡らすと、人間が太古より扱ってきた「火」という存在は、現代においても私たちの暮らしと密接な繋がりがあることに疑いはありません。

    火の周りに人が集い、その光に祈り、食べ、語らうような、人間の暮らしに寄り添う温かな光の風景。そのシーンは私たちの心を深く揺れ動かす新たな情感を生み続けているように感じます。

    hymnはその「火」という原始的な光をコンセプトにプロトタイプ作品として2019年にイタリア・ミラノで発表され、さらに2年の開発期間を経て、2021年、アンビエンテックより新たなアンビエント照明として製品化されました。

     プロトタイプ時より引き継がれた、レンズの仕組みと光学に基づいた特殊な形状で制作されたアクリルパーツ。下部より光を投射すると屈折の効果によって、アクリルパーツの上部先端に光が浮かび上がります。その部材は繊細なアームによってバランスを取りながら立ち上がり、磁力というアナログ的でありながら、見えない力量を受けて繊細で不規則性を持った変容する光のテクスチャーを作り出します。

     そのアクリルパーツを支える全体像は火を灯す伝統的な器具にインスピレーションを受けています。火を持ち運ぶことを可能した様々な器具は、火と人間との自由な関係性を築いてきました。hymnの幾何学的なフォルムは、私たちの生活空間に寄り添う柔らかなラインと削ぎ落としたエッジあるデティールで構成され、アンビエンテックが持つ技術力によって実現しています。光と人間の暮らしの関係性から生まれてきた様々な器具たちは火そのものを良く知るヒントとなりました。

     このアンビエント照明が目指したのは火を写実的に再現、擬似することではありません。

    「火」の存在を再解釈し、その根源に宿る魅力そのものを、私たちの日々の暮らしの概念が拡張していくような体験価値へと昇華させることにあると考えています。

     私の感動的な記憶には常に光が伴っています。私が見たあの一本の蝋燭のように、hymnが放つ光が誰かの新しい情感を形作っていくことを願っています。

    光学と実験に基づいて設計された特殊なレンズ形状。

    火を灯す伝統的な燭台にインスピレーションを受けたペンデュラムレンズを支えられる持ち手。

    光と人間の関係性から生まれてきた様々な器具をヒントに、柔らかなラインと削ぎ落としたエッジあるディテールで構成された全体像。

    Designer

    吉添裕人 | Hiroto Yoshizoe

    武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科卒業。京都芸術大学非常勤講師。乃村工藝社にてデザイン職を経験した後、独立。空間デザイナーとしてホテルやレストラン等のアートワークや特殊造作、特注建築建材の原図提供等、商業空間の特徴的な構成要素のデザイン・設計を担っている他、多様なデザイナーやアーティストとの協働によって空間に対して様々なアプローチを行っている。また、都市開発計画や大型ショッピングモール等の長期プロジェクトに対して基本構想や動線計画等のプランニング業務も行っており、デザインフェーズとは異なる領域でも活動。独立後に携わったプロジェクト数は250を超える。
    また近年ではメーカーやファッションブランドとのコラボレーションをはじめ、クライアントワークとは異なる個人制作を行っており、その作品は国際的なコンペティションであるLEXUS DESIGN AWARD 2016 にてTOP12、 翌年2017年にはグランプリを受賞。2018年にはアメリカの建築誌dwellが選ぶ、世界の注目若手デザイナーdwell24に選出されている。過去5年間で日本、イタリア、アメリカ、ブラジル等、各国で作品を制作している他、2020年には中国上海で大型のインスタレーション作品を発表している。

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