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    Technical Drawing

    Spec

    SAMBA-M
    主な材質
    ガラス、アルミニウム、シリコンゴム、ABS
    大きさ(mm)
    本体外径:Φ約80 高さ:約212  充電台外径:Φ約73 高さ:Φ8
    重量(g)
    本体:210 充電台:65
    光源
    LED
    色温度
    0~40℃
    調光モード
    3段階(LOW、MID、HIGH)
    連続点灯時間
    LOW:24時間→MID:12時間→HIGH:6時間
    充電
    約500回
    防水性能
    USB充電・約3時間
    付属品
    防水IP66相当※ (本体のみ) ※IP66:微塵が内部に侵入しない、あらゆる方向からの強い噴流水による 有害な影響がない保護レベルを示します。

    SAMBA-Mの復刻は、倉俣の没後30年にあたる2021年、クラマタデザイン事務所監修のもと、ギャラリー田村ジョーの企画によりプロジェクトがスタートしました。そして、現存する図面や現品をもとにアンビエンテックがダブルウォールガラスや防水性能、コードレス、長寿命のリチウムイオンバッテリーを使用した充電仕様への改良を加えています。

    SAMBA-Mは当時の最新テクノロジーであった赤色発光ダイオードをワイングラス型のガラスで包んだオブジェで、当時は製造が非常に困難で大変高価だったために僅かな生産しか叶いませんでした。復刻版では、技術の進歩によって価格的にもより多くの方々に親しんでいただけるような製品化を目指し実現に至りました。

    SAMBA-Mがお披露目されたのは、1988年に東京、パリ、ミラノを巡回した展覧会「I N -SPIRATION」です。

    同展には、既存の概念にとらわれない新しい照明デザインを提案する、国内外の20組以上の若いクリエイターが招かれ、まだ無名だったロン・アラッド、ザハ・ハディドなども参加していました。倉俣は、監修・会場構成を担当するとともにSAMBA-M を出品し、オープニングパーティーでシャンパンを注いで赤く点灯させゲストを驚かせたというエピソードも残っています。

     

    Designer

    倉俣史朗 | Shiro Kuramata

    倉俣史朗(1934~1991年)

    倉俣史朗は、20世紀の日本で最も重要なデザイナーである。彼の、西洋のデザインとも日本の伝統的なそれとも大きく異なる独自のスタイルが、後のデザイン界に与えた影響は計り知れない。倉俣は、空間と家具デザインを中心に、1960年代半ばから亡くなる1991年まで活動している。
    手がけた空間の大半は店舗で、現存するものはごく僅か。全世界で109店のイッセイミヤケのブティックを手がけている。
    一方家具や照明は、シュールレアリズムや現代美術からの影響が強く、浮遊感、透明性、儚さ、独特の素材使いなどが大きな特徴。効率やマーケティングを重視した現代に多いデザインとは対極にある。
    イタリアのカッペリーニ社などから家具も発売されているが、大量生産に向かないアートとプロダクトの中間の存在が殆どである。
    代表作は、エキスパンド・メタルを溶接で繋いだ 「How High the Moon」や、透明なアクリルの中に、バラの造花を封じ込めた 「ミス・ブランチ」 。
    どちらも高い職人の技術が用いられているが、そうした痕跡を残さないのが倉俣流だ。
    エットレ・ソットサス率いるメンフィスの活動にも参加している。
    また、パリのポンピドーセンター、ニューヨーク近代美術館 (MoMA) 、バーゼルのヴィトラ・デザイン・ミュージアム、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など世界の主要な美術館で、彼の手掛けた家具・照明がパーマネントコレクションとして収蔵されている。
    また、今年末には香港でオープンするデザインミュージアムM+で、1988年にデザインした新橋の寿司屋「きよ友」が移設され常設展示される予定。

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